子育てすると実感しますが、「男の子」と「女の子」の接し方って全然違うと思いませんか?
わたしには二人の子供がいます。小学生のお姉ちゃんと5つ下の男の子です。それはそれは・・・全然違うタイプなんですよね。
正直、子育てで実際に体験するまで、ここまで違うとは思ってもみませんでした。。。(汗)
年齢や性格によって効果があったりなかったりするかもしれませんが、「うちの子たちは話を聞かないし、どうしようもないや・・・」などと諦めずに、粘り強く様々なアプローチから子供と接していく必要があると感じています。
大人としては、子供には将来いい形で成長してよい大人になって欲しいと願っていますからね。
子供はそんな大人の気持ちなんて、どこ吹く風ですが・・・笑
最初の子育ては女の子。
コミュ力の高さに驚く
最初生まれたのは女の子でした。保育園では一人でおもちゃを使って黙々と遊ぶ子供でした。ですが、とてもおしゃべりが上手でした。
後で知ったのですが、一般的に女の子は男の子に比べると、お喋りがとても上手なんですね。話している内容もよく理解していましたし、自分自身が保育園時代にこんなに話せたっけ?と思うぐらい言葉によるコミュニケーションが成り立っていました。
周りの環境が違うと行動に変化が出てくる
小学生になってからダンスと演技のレッスンを開始しましたが、徐々に行動が変わってきました。
保育園の時は黙々と遊ぶタイプだったのが、演技で大きな声を出すようになって、ダンスでは体をよく動かすようになって、自分に自信が出て来たのか色々なことを考えて動くように。
この状況を通じて感じたのは、特に小さい時は周りの影響を強く受けるんだなぁと感じました。年齢が低い時の身近な存在と言えば、親や近所の友達ですが、レッスンをすると、レッスンにいる人たちの影響も受けていくので、なるべく多くの人たちと関わりを持って色んなタイプの人たちと接するとさまざまな事を吸収していくのかと思いました。子供の吸収力はスポンジ並みですからね。笑
下の子が生まれてからは喧嘩ばかり
下の男の子が生まれて2〜3年ぐらいは、あんまり動けないし喋れないのでとても可愛がっていました。ですが、男の子は4歳ぐらいからは徐々に行動も荒くなって、言葉も荒くなってくるので喧嘩をすることがとても多くなりました。
[affi id=6]姉より5つ下の男の子。
最初の子の経験があるので最初の2〜3年は比較的楽だった
子供も2人目になると、最初の子の経験が生きてくるので、全般的にそこまで困ることはなかったです。必要なものも分かるし、なんで泣いているのかも大体分かるし。
自我が芽生えると、こっちの体力がもたない
男の子の方は今保育園で、話すのも姉の時ほど上手くはないですが、基礎体力が全然違っていくらでも動き回ります。常にぐるぐる回転したり、ソファーで逆立ちっぽいことをしたりしているので、車酔いなんかも全然ないですし。
ストライダーを乗ってたおかげなのか、3歳で補助輪なしで自転車も乗れるようになりました。
そして、4、5歳にもなるとパワーもついてきます。よく動く分、よく姉とも喧嘩しますが、力が強くなってきているのでこのぐらいの年齢になると怪我しない様に注意が必要ですね。。
体力がある分、遊び方も走り回ったりだとか、ジャンプしてきたりとか、どうしても体力を使う遊び方が増えてきます。そうするとこちらの体力がもたなくなってきます。笑
結構単純・・・笑。だけど理想は高い
楽しいこと・嬉しいことがあると、痛いことや怒られていることなんかは、すぐに忘れるようですね。
遊んでいる時に転んで怪我をした時も、「あ〜痛そうだね。でも無敵だから大丈夫だよね!」というとすぐに泣き止んで立ち直ります。
他にも姉と喧嘩をして大泣きしている時も、いつもやっている“コチョコチョ遊び“をやるとすぐに泣き止んでまた楽しそうに遊び始めます。
たまにわたしが怒ったりもしますが、男の子の場合はなかなか「遊んでいる」という事と「怒られている」の区別が付きにくいようです。怒っている時もニヤニヤしていたりしますので。
それでいて、何かをやろうとして出来ないと、すぐに大泣きしたりします。多分、頭の中ではイメージが出来ているのですが、うまく指先が使いこなせなかったりして悔しくて泣くんだろうと思います。泣いている理由を聞いても、うまく出来ないことが理由っぽいので、自分の頭の中ではもっと出来ている想定なんでしょうね。
男の子と女の子の子育てで、気をつけているマイルール
話し方
女の子の場合【話にストーリー性を】
呼びかけて話始めると普通に会話ができます。話をちゃんと聞いて理解して考えるので、理解していると感じたら話の内容を徐々に深くしていきます。意外と色々話したことを覚えているので、順序だって話していけば色んな事が理解できて、色んな事を考えるようになっていきます。
男の子の場合【話し始めるきっかけ作りが大事】
基本的に遊んでいる時などは全く話を聞いてませんし、話している時もすぐに違う遊び始めてしまいます。基本的にずっと遊んでいたいんでしょうね。。そんな時には「これ見て〜」と呼んで、簡単な本を一緒に読んだりします。そうする事で話すモードになるので、それから話を始めるとすんなりと聞いてくれます。
怒り方
女の子の場合【順を追って自分自身で考えさせる】
感情的に怒っても、本人がムスッとするだけで終わってしまいますので、順序を追って怒る(というか理解してもらう)事を意識しています。
- 1. 何でこちらが怒っているのかを分かってもらうために質問する
- 2. 何が原因なのかを質問する
- 3. 今後、何を気をつけたらいいのかを質問する
よく考えるので、質問を多くして、自分自身で考えるような怒り方をしています。
男の子の場合【まずは怒られている事を認識させる】
先ほども書きましたが、「遊んでいる」と「怒られている」の区別が付きにくい時があります。そんな時は、怒っているのを分かってもらうために別の部屋や場所へ移動したりします。
そこで初めて「いつもと違う」という感覚になって怒られているんだと認識し始めます。
そのあとは姉の時と同じで、質問攻めにして自分自身で考えてもらうようにしています。
ほめ方
女の子の場合【具体的にほめる】
折り紙やお絵描きなど、普段やっている事が男の子に比べて細かいので、ほめるところもピンポイントでほめてあげています。
絵を描いている時だと、「顔の輪郭がいい形でかけたね」とか。折り紙もYoutubeで見つけて折ったりしてましたが、「よくそんな動画見つけたね」とか。
男の子の場合【調子に乗せる。でも乗せさせすぎない】
結構単純なので、「かっこいい!」とか「すごいじゃん!」などと言っていると、調子に乗ってどんどん先にいきます。
でもあんまりやりすぎると、次に何かやろうとした時に「なんで今日はあんまりほめてくれないんだろう」となってしまうので、ある程度のところまでいったら、姉の時と同じようにピンポイントでほめる箇所を探してほめます。
女の子・男の子に共通する部分
怒る時は二人とも怒る。上の子だけ怒る事はしない
兄弟の場合、どうしても上の子を怒りがちになってしまいます。「下の子はまだ分からないんだから」などを理由に。しかし、上の子も毎回喧嘩のたびに怒られていたのでは、だんだんとやる気が失せてしまいますよね。
そんな起こり方をしていると、上の子の下の子へ対する接し方も段々と陰湿になってきます。
喧嘩になった場合は、二人の言い分を聞いて二人ともに注意する点、気をつけなければならなかった点などを話し合って二人ともに納得してもらいます。
行動ルールを作る
基本的に大人もマイルールに沿って動くのを考えると、子供たちもマイルールを設定して行動しますね。ただ、子供の場合は大人がして欲しいことはせずに、自分が好きな事ばかりをマイルールにしてしまいます。
ですので、普段の行動を見ながら上の子と下の子で、別々の行動ルールを設定しています。
例えば姉の場合は、「机と床に物を置かない」、「後でやる・・・をなくす」、「他の事をする前に前やってた事を片付ける」などなど、習慣化して欲しいことをゴールにしています。
弟の場合は、「起きたらトイレに行く」、「難しいと思ったら、泣いたり叫んだりするんじゃなくて、ゆっくり話してみよう・練習してみよう」、「物を投げない」などです。
徐々にルール化して、トイレや玄関など、普段絶対目にする場所へ置いておくだけでも多少は効果があります。そして定期的に見直していきます。
話しかけてきたらちゃんと目をみて相槌を打ちながら聞く
子供は話を聞いて欲しいんですね。大人もそうですが。
大人は割と色々な人と関わりがあるのでいろんな人と話す事が出来ますが、子供が本当に相談できるのは親とか身近な友達だけですので、なるべく子供が話すことは真剣に聞いてあげるようにしています。そうする事で、子供は安心感を得る事が出来ると思います。
その後に、徐々に質問を投げかけてみます。「なんでそうなったんだろう?」とか「それに対してどう思う?」など。子供は質問されると考えて答えようとしますが、そもそも親が子供の話を聞いてないと、子供もそれと同じように親の質問には答えなくなっていきます。
ですので、まずは親が子供の話を真剣に聞いて、子供が安心して話せる雰囲気を作ってあげる必要があるのかと思います。
子供がやろうとしている事に対して批判から入らない
子供は大人に比べてとにかく色んな事が新鮮に見えるようです。そしてそれら見たり・触ったり五感を通じて、自分の成長につなげています。
子供が何か新しいことをやろうとしている事に対して、批判から入ってしまっていると、そのうち「何かやりたいって言ってもダメって言われるからいいや」となって、段々新しい事に挑戦しなくなってしまいます。
それに子供のうちにやりたい事を押さえつけてしまうと、大人になった時にその反動でゲームばかりしてしまったり、自分で自分を制御できなくなってしまう時もあります。
ですので子供のうちはなるべく色んな事をさせてあげるのがいいのかなと思っています。
この記事を通して伝えたかった事
こうやってみて見ると、女の子でも男の子でも最初の入り方が違うだけで、一旦モードに入ってしまえば、女の子でも男の子でも同じように見えてきますね。
そして、子供にとっての味方は身近である親だし、手本になる存在であって敵ではないはずです。
わたし自身も仕事が忙しくなかなか子供と接する時間が取れなかったりしますが、早く帰宅できる日や休みの日にはなるべく時間を取って接することを考えています。
子供の欲求として、まずは話を聞いて欲しいというのが大部分を占めていると思いますので、子供の話を聞いてあげるだけでも子供は家が安心できる場所、そして味方となる親がいるということでとても落ち着く場所になると思います。
少し前までわたしも忙しかったせいで、子供の話をそっちのけだったりした時期がありました。ですが、やっぱりその時は子供の雰囲気が「親に言ってもなぁ」というオーラが染み出していました。(笑)
その後は意識して子供の話を聞くことで子供が少しづつ信頼してくれてるのを実感しています。子供は大人ほど経験もないし、知識もないし、関わる人たちも多くないので、まずは子供が親に気軽に話せる雰囲気を作ることが重要だなと感じました。
そして親も子供と一緒に遊ぶことも必要かと思います。遊び方の例として、以下の記事を以前書いていますので、興味があれば見てみてください。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!
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