会社に入るとやたらカタカナ英語が会話に出てきます。日本語で話した方が伝わると思うのですが、英語使いたがる人が多い。でも、この単語を知らないでいると何を言っているのかわからなくなってしまうので、最低限必要な頻出する用語を集めてみました。業界が違うと少し使う用語も違うので一般的なものを集めました。これ以外にもたくさんありますが、まずはここから初めて見ましょう。あまりカタカナ語ばかり多用するとイメージ良くないのでほどほどに。
謎の英語文字列
MTG(ミーティング/エムティージー)
Meetingの略です。メールを書くときは3文字で済むので便利。
例:次のMTGは15時からね
OJT(オージェーティー)
on the job trainingの略です。実務をしながら仕事を教えてもらうと言うこと。求人にOJTって書いてある場合放っておかれることもしばしば。
例:研修はOJTって言われたけど担当が忙しすぎて放っておかれている。
ASAP(エーエスエーピー/アサップ)
as soon as possibleの略。できるだけ早く。なる早。
例:この書類のコピーASAPでお願いします
OEM(オーイーエム)
original equipment manufacturerの略。サプライヤーが他の企業名で製品を生産すること。
例:コンビニのお菓子コーナーにはコンビニ名のパッケージのお菓子をその他の企業がOEM生産しています。
PDCA(ピーディーシーエー)
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)の順に繰り返すことで業務改善を行うこと。
例:この件についてちゃんとPDCA回してる?
B to B/B2B(ビートゥービー)
BはBusinessのことでCのConsumerの時もある(B2Cなど)。企業間取引のこと。
FYI(フォーユアインフォメーション)
for your information. ご参考までにと言う意味でメールでよく使われます。
TBD(ティービーディー)
to be determined(後程決定)の略。TBA(to be announced)追って通知、 TBC (to be confirmed) 確認中などもあります。
カタカタ英語
アグリー agreement, agree
同意する、賛同すると言う意味。
例:先方のアグリー取れてるの?
アサイン assign
任命される、割り当てられる。
例:あのプロジェクトにアサインされた。
アジェンダ Agenda
会議の内容や、日程表。
例:今日の会議のアジェンダは?
イシュー issue
問題点。
例:何がイシューなの?
イレギュラー irregular
予定外のこと。予想外の。
例:イレギュラーが発生して対応に時間を取られた
エスカレ(エスカレーション)escalation
上司やその上の人に報告すること。
例:客先からクレームがあったのでエスカレーションしておきました。
エビデンス evidence
証拠、根拠。
例:エビデンス残しておいて。
オルタナティブ(オルタナ)alternative
代替案、二者択一。
例:オルタナティブなアイディア考えておいて。
オーソライズ authorize
正式に認める、公認する。
例:上司のオーソライズ取れてるの?
コミットメント(コミット)commitment
約束、決意表明、責任を持つことを表明する。
例:A社はこのプロジェクトにコミットしているのか?
コンセンサス consensus
皆から賛同を得ている。根回し。事前に了承を得ておく。
例:A社からのコンセンサスは取れていますか?
コンティンジェンシープラン Contingency Plan
緊急事対応計画のこと。不足の事態が起こった場合の対応策を練っておくこと。
例:最近地震が多いし、在宅勤務も増えたので新しいコンティンジェンシープランを作成しておこう。
コンプライアンス compliance
法令厳守。規則、社内のルール。
例:それはコンプライアンス違反じゃない?
サマリー(サマ)summary
まとめ、概要、要約。長い文章を端的にまとめた資料など。
例:さっきの会議のサマリー作っておいて。
シェア share
共有。書類やデータなどを共有すること。
例:客先からの要望書シェアしてくれる?
タイト tight
余裕がない。スケジュールや予算が厳しいこと。
例:スケジュールがタイトなので追加のタスクは厳しいですね
タスク task
自分が行うべき作業や仕事。
例:このプロジェクトに関するタスクをチームで振り分けた
ディシジョン decision
意思決定。
例:スケシュールがタイトなので早急なディシジョンが必要だ
ナレッジ knowledge
知識。組織にとって付加価値のある情報。
例:各部署のナレッジを共有して新しい事業に生かす
ノーティス notice
通知。ショートノーティスで直前の依頼と言う意味で用いられる。
例:ショートノーティスで申し訳ありませんが、明日までにご提出ください。
バジェット budget
予算、経費。
例:もうバジェットが少ないから備品の発注少なめにしてください。
バッファ buffer
余裕を持たせる。ゆとりがある。
例:スケジュールがタイトになりすぎないようにバッファ持たせといて
パラ(パラレル)parallel
同時進行。
例:その2つのタスクはパラで進めてください
フィードバック feedback
製品、サービス、仕事に関する評価や意見を伝えること。
例:上司に提出した資料のフィードバックをもらったので修正する
フィックス fix
固定、決定、確定。
例:来年のバジェットはこれでフィックス?
プライオリティー priority
優先順位、優先度。
例:この資料プライオリー高めで作成お願いします
プレゼン(プレゼンテーション)presentation
人前で口頭で行う、提示、提案。主にMicrosoft PowerPointなどを用いて資料を見せながら説明する。
例:明日のプレゼンの準備できてる?
ペンディング pending
保留、先送り。
例:この件については一旦ペンディングにさせてください。
ボール ball
回答待ちの案件。業務の担当者。
例:あのボールは今誰が持ってるの?
ボトルネック bottleneck
業務の進行、企業の発展を妨げるもの。
例:このプロジェクトが遅れているボトルネックはなんですか?
マター matter
担当、管轄、責任。
例:この案件誰マター? 山田さんマターですね。
リスケ(リスケジュール)reschedule
スケジュールを変更する。計画を立て直す。
例:明日の会議参加できないから明後日にリスケしておいて
リソース resource
人材、能力、資金、時間、物資。
例:新しいプロジェクトに充てられるリソースが足りません
リバイズ revise
修正、改訂すること。
例:プロジェクト提案資料のバジェットリバイズしておいて
まとめ
カタカナ用語を多用する人を見ているとルー大柴を思い出してしまいますが(古い)結構多用している人は多いものです。現在働いている会社が外資系なのもあると思いますが、日本語で言った方がより正確に伝わるのになと思うこともあります。
特に新入社員に対してこのようなビジネス用語を多用していると正確に業務の指示が伝わっていないことも。
ミスしても、その指示した人が責任をとってくれるわけではないので理解できるよう覚えた方が身のためです。
伝える側が本来はきちんと伝える努力をするべきところなんですけどね。コミュニケーションミスは発信者側にあるので、伝えた後にきちんと理解してもらえているかも確認を怠らないようにしたいところです。
最後までご覧いただきありがとうございました:)