5Gスマホを今買わなくていい理由【じゃぁ、いつ買うの?】

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 Appleから新しいiPhone 12が発売されましたね!

 普通ならすぐに購入したい!と思っているかと思いますが、「まった!」をかけるのがこの記事です。

 今まで初代iPhoneからiPhone11まで新機種が出るたびに購入してきましたが、ついに様子を見る事になった理由を伝えたいと思い、この記事を作成しました。

 理由なんかいいから、新しいものが欲しいという人もいるかと思いますが、お金は無限にある訳ではないので、この記事を読んで納得してから購入を検討されるのもいいのではないでしょうか?

この記事で得られること

・5Gの基本知識と各社5Gの対応エリア
・5Gスマホを買うタイミング

 Youtubeでも詳しく解説していますので、ぜひ併せて見てください。

5Gスマホを今買わなくていい理由【じゃぁ、いつ買うの?】

 今買わなくていい理由を知るには、通信システムというものを理解する必要があります。

5Gとは?【“ファイブギガ“じゃなくて、“ファイブジー“だよ】

※総務省公開資料より

 5G(第5世代)とは通信システムの世代のことで、1G(第1世代)から順番に進化しています。

 10年単位で世代が新しくなって、その度に通信速度が10倍〜100倍ほど早くなっています。

 2030年を見据えてすでに6Gの議論も始まっている状況です。

5Gの特徴3つ!・・・と、ちょっとネガティブな意見

一つ目:ちょー早い!

 超高速と言われる5Gですが、日常で使うには劇的な速度アップはまだないです。

 その理由についてはまた後ほど詳しく説明します。

二つ目:たくさんつなげられる!!

 スマートーターなど、大量接続する事を想定するとたくさんつなげた方がいいのでしょうが、個人でそんなに多くの機器をつなげないですよね?

 なので、個人で使う分にはそんなにメリットないのかと思っています。

三つ目:通信の遅れが少ない!!!

 ゲームやってる人なんかは通信の遅れとか気になっちゃうんでしょうか?

 でも家でやるんだったらWi-Fiつないでやるからそんなに気にならないですよね。。。

5Gの使われ方(実際、わたし達にどんなメリットが?)

5Gを使ったサービスでわたし達が実際に受けるサービスを考えてみました。

 ・綺麗な動画がスムーズに見れる
 ・ARやVRを使って面白いことができる
 ・臨場感のある映像やゲームができる
 ・ドローンで正確な操作やきれいな映像が撮れる

 ・・・これらをみて心をひかれる項目はありましたか?

 一歩引いて見ると、5Gスマホじゃなくても今の4Gスマホで十分と思いませんでしたか?

 なぜ5Gって盛り上がってるの?

 わたし達にメリットがありそうな項目を見ても、そんなに心をひかれませんでしたが、なぜテレビなどでは「5G!5G!!」などと言ってるのでしょうか?確かに4Gの時は通信速度が上がれば、早く快適にインターネットができたり、Youtubeをすぐに見れたりというメリットがありましたが、結構今の状態で満足してますよね。

 盛り上がらせようとしているのは、わたし達ユーザーが5Gの主な対象ではなく、社会的なインフラにしようとしているのが理由でした。

 インフラ・・・?

 インフラというのは、英語でいう「Infrastructure (インフラストラクチャー)」の頭部分を切り取った用語で、生活に必要な基盤という意味合いで使われています

 「生活に必要」と聞くと、どんな事を想像しますか?

 水道・電気・ガスなど、なければ生活が困るものを想像したかと思います。
同じく通信システム自体もなければ困るものになりつつあります。例えば、スイカや何とかペイなどのサービス、携帯電話・スマホがないと生活に困ることもいっぱい出てきますよね?

 みんながすでに、なんとも思わず使っている状況がインフラになりつつあるということです。

※総務省公開資料より
※総務省公開資料より

5Gスマホを買うタイミングは早くても2022年以降!

1つ目の理由:コンテンツが少ない

 5Gに対応したコンテンツが揃わないと、わたし達ユーザーにとって通信が早いだけのスマホはすでにメリットがなく、買い換える理由にはなりません。

 では、5Gに対応したコンテンツとはどうやって生み出されるのでしょうか?

 答えはビジネスモデルにありました。

 4GのビジネスモデルはB2Cでしたが、5GではB2B2Cへ変わっていきます。

 B2C:Business to Consumer (企業からわたし達へ)
 つまり、
1) ドコモ、au、ソフトバンクが通信システム(Business)を提供し、
2) わたし達(Consumer)が通信システムを使用して、インターネットを使うことで料金が発生する
というビジネスでした。


 B2B2C : Business to Business to Consumer (企業から企業へ、そしてわたし達へ)

 一方5Gでは、
1) ドコモ、au、ソフトバンク、楽天が通信システム(Business)を提供し、
2) 他の企業(Business)が5Gを活用したサービスを作り、
3) わたし達(Consumer)がサービスを使うことで料金が発生する
というビジネスが生まれてきます。

 この流れを考えると、上の2番目の「通信会社以外の企業」が5Gに対応するコンテンツを作ってくれないと、わたし達は特に恩恵を受けることがないですよね。

2つ目の理由:対応エリアが少ない

 4Gと5Gでは対応エリアの考え方が違うのを知っていましたか?

 4Gの時は人口カバー率という指標で表していましたが、5Gでは基盤展開率という指標に変わっていきます。

4G – 人口カバー率

 4Gスマホと聞いて何を思い浮かべますか?

 3G携帯の時は、電話やメールなどが一般的な使い方でした。最近になって動画サービスなどが色々できてきましたが、4Gが出始めた頃はまだ人と人がコミュニケーションを取る目的が多かったと思います。

 なので、日本に住んでいる人のどのぐらいの人達が4Gを使える範囲でカバーされているのか?という指標で表されました。が、当然人が多く住んでいる首都圏をカバーすれば人口カバー率は増えるので通信会社は首都圏を中心に積極的な設備投資をしていきました。

 その結果、地方ではなかなか電波が繋がりにくいなどの状態になってしまいました。

5G – 基盤展開率

 一方、この記事でも触れたように、5Gでは水道や電気のような社会インフラを目指しています。

 インフラということは、人が住んでいるところにないと、インフラとは呼べないですよね?

 ということで、5Gでは日本の土地を10km四方のメッシュに区切って、その中に5G基地局があるかどうかの割合でカバー率を表すこととなりました。

※ 基盤展開率(%) – 総務省資料を参考に作成

 この図は各社が総務省へ提出した「基盤展開率」の目標値(5年後)です。

 NTTとKDDIはほぼ全国をカバーする予定ですが、ソフトバンクと楽天はそうではないので、どこかの地域に集中する戦略なのかもしれません。

※ 特定基地局数 – 総務省資料を参考に作成

 さらにこの図は各社が総務省へ提出した「特定基地局数」の目標値(5年後)です。単純にアンテナの数です。

 基盤展開率が高くて全国をカバーできていたとしても、ビルなどが多い場所はやっぱり電波が届きにくくなります。そのためには小さなアンテナをいっぱい増やしていく必要があります。

 アンテナ数はKDDIがダントツに多いですね。

各社の5Gエリア状況

 各社とも最近になってホームページに5G対応エリアが表示されるようになりました。

 各社ともまだまだ首都圏の一部だったり、空港やイベントホールなどで使える場面が多いようです。

 リンクを記載しておきますので、興味があれば調べてみてください。

 ドコモ KDDI ソフトバンク 楽天

まとめ

 5Gスマホは急いで買わなくてもいいと私個人は思っていますが、みなさんはどうでしたでしょうか?

 もし何か思ったことなどあれば、気軽にコメント書いてもらえると励みになります。

 ではでは、色々考えてみる機会を増やしていきましょう!

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