新入社員が入った時に伝えた大切なこと【新人のモチベーションアップにつなげる方法】

新人のモチベーションを上げるステップ

　わたしの部署へ新しく配属された場合は、いつもこのステップを取るようにしています。こうすることで、いつも1〜2時間あれば新入社員のモチベーションが上がっていることを感じて取れます。

　やっぱり新入社員は、最初不安で不安でしょうがないんですよね。なので、まずはいきなり難しい話をしてその不安をどん底へ突き落とします。（笑）

　荒治療的な感じですが、日をまたがないで説明するので、最初の30分から1時間ぐらいは不安になっているのがかなり伝わってきますが、その後に安心させることで、「よし！やってみよう！！」というモチベーションに切り替わっています。

プロジェクトや仕事内容の説明をする

　配属されて初日目。いきなり会議室で今抱えているプロジェクトや実際の業務内容や問題点などを30分〜1時間程度でざっとします。

　内容としては、会社のビジョン・ターゲット・何がプロジェクトのモチベーションなのか？

　そして、全体的な仕事の流れや具体的な業務内容などをちょっと早口で伝えてあげます。

　当然ですが、新入社員は吸収しきれないので、何を質問していいのか分からなくなるし、自分に出来るんだろうか・・などと不安になります。

　こういった不安が感じ取れたらまずはこちら側の勝利です！次のステップに進みましょう。

新人の率直な気持ちを吸い上げる

　こういった説明をした後に、決まってわたしは「どんな気持ちですか？」と新人に聞いてみます。すると、決まってこんな風に答えます。

• 分からなさすぎて自信がない
• どういった事で、自分自身が貢献できるのか分からない
• 使えないと言われないか不安などなど

　そうなんですよね。そこまで良く知らない人からいきなり難しい話をされて何を聞いていいか分からないし、不安にもなりますよね。

　ここですかさず自分自身の話をオープンにしてあげるのです。「オープンに話す」というのが重要です。人間は相手がオープンに話していると、安心して自分もオープンに話すことが出来るようになるからです。

　わたしの場合、話す内容は大体こんな感じです。

• 実は高卒
• 最初の会社での仕事内容や英語が全く話せないのにアメリカへ出向したこと
• 会社を辞めてインテリアの勉強をするために学校へ行ったこと
• いろんな業種へ転職して、いろんな視点を身につけたこと
• その後の会社でもドイツや他の国に出向したこと
• これらの経験は本当に大変だったけど、自分に制限をかけることなく色々なことを考えながらやってきたので、今は好きなことがある程度できている

　こういった話をすると、その職歴に対して質問が出てくるようになります。そうすると、ある程度オープンな意思疎通ができ始めていると言う事です。ここまでで大体１時間ぐらい。

最初の新入社員に対する気持ちを伝えてあげる

　まずは前提条件（期待値）などを伝えてあげます。具体的には、

• 最初からできると思ってない（＝正直なハナシ、最初は誰も期待してない）
• まず絶対的に知識が足りていないので、まずは勉強＋周りを見てほしい
• 勉強もまずは自分で調べる（何が分からないかに気づいてほしい）
• 自分で調べて分からなかったら聞いてほしい
• そして目の前のことを一生懸命考えながらやってみてほしい
• 何か気づいたら、仕事に正解はないのでどんどん提案してほしい
• やった内容がどこに繋がっていっているのかを意識してほしい

　こういう話をすると、受け身であることはダメというのが伝わり、周りを色々見ようとします。

　そして、徐々に信頼されて仕事を振ってもらえるようになるというのを伝えると、「先輩や上司に対していきなりガッカリ感を与えなくて済む安心感」を得られると同時に、「よし！やってみよう！！」という気持ちも得られ、新人のモチベーションがアップして、話終わる頃には、顔つきも若干変わっています。（わたしが思っているだけかも・・・笑）

まとめ

　今回は新人が入った1日目に話す内容をお伝えしてみました。

　今後もどうやってモチベーションを維持するかなどのテーマについて取りあげてみようと思います。

　最後まで読んでいただき、ありがとうございました！