自分の声が小さくてなかなか人に話が伝わらないと感じた事はありませんか?
声が自分の意思とは無関係に小さくなってしまう要因はいくつかあるのですが、ちょっと意識する事で改善して、話が人に伝わりやすくなります。
私自信も以前は「世間話であっても人と話すのが辛い」「人前で話すのが不安」「上司に報告するのが嫌」「電話もメールも苦手」「できれば人と関わりたくない」などと思っていました。ですが、仕事上どうしても話すことが必要となる場面はありますよね。
当時の私は性格だからしょうがない・我慢して頑張ろうと思ってましたが、少しの工夫をする事で前向きになれる事ができ、今では問題なく他の人ともコミュニケーションをとっています。それに100人を前にした英語のプレゼンテーションでも、声を張って堂々と話す事ができる様になりました。
ただ、そもそもの性格が孤独好きなので、なるべくコミュニケーションを取らない様にしてしまう自分自身はいますが????
この記事で得られること
・人前で話す時に少しは緊張はするけど、ある程度堂々と話すことができる様になる
・話す時に明るい気持ちになれるし、相手に好感を持ってもらえる
・話しているときの自分の心理が理解できる
声の小さい人が工夫できる3つの話しかた改善【この方法で伝わりやすくなる】
改善方法1:基本の基本は「あいうえお」
日本語では、「あ・い・う・え・お」の音を母音(ぼいん)と言いますが、母音を意識して話すだけで、声が小さくても相手に聞き取りやすい言葉となります。
例えば「昨日は、ありがとうございました」という文章の時を見てみましょう。
Aの話し方:「きのーは、ありがとーございました」
Bの話し方:「きのうは、ありがとうございました」
どちらが伝わりやすいかすぐ分かりますね。
この様に母音を意識する事で、いわゆる滑舌が良い状態となります。
自分の声を録音して聞いてみよう
「滑舌が良い」と言っても、自分自身が滑舌良く発声出来ているのか分からないですよね。
そんな時には自分の声を録音して自分自身で聞いてみましょう。
録音はどんなものでもいいのですが、スマホに録音機能があるので手軽に録音するにはちょうどいいですよね。(昔は録音する方法があまりなかったので、バケツをかぶってやるのがいいとか言われてましたね。。)
ただ、いきなりスマホに向かって一人で喋るのはなんだか恥ずかしいですよね。しかも何を話していいのか分からないし。。。という状況もあると思います。
こういった時は、本を音読してみましょう。
音読というのは、「正しく、はっきり、すらすら」と読むことです。(文部科学省より)
私が滑舌チェックのために使っているのは、kindle unlimitedでいろんな本を音読しています。最近はこんな本を音読していました。
kindle unlimiteの使い方については別記事にしていきます。
方法2:口を大きく開ける
話すのが恥ずかしい・不安・怖いというのは人と話すのに慣れてないから出てくる心理である事があります。
そう言った気持ちからボソボソ話してしまい、他の人へ伝わりにくいという結果につながります。
気持ち → 行動 → 他への影響
「ボソボソ話す」という心理になっているということは、口が小さく開いている可能性が大いにあります。
鏡を見ながら話してみよう
さて、口の開きを大きくした話し方というのはどうやったら出来るのでしょうか?
結論から言うと口の動きの「慣れ」です。歩くのにいちいち「右足を出して、その後には左足を出して」などと考えないですよね。箸を持つのにも考えないですよね。
この様に動きが慣れていれば、特に意識しなくてもできる様になります。口を大きく開けながら話す練習を鏡の前でしてみましょう。数秒でもいいので、まずは毎日続けてみる事がとても重要です。
1、2回やって理解できたと思っても、いざ普段の会話の場になると練習した効果は絶対に出てきません。毎日練習して、自分の口に癖付けることでようやく普段の会話などへ反映されていきます。
毎日少しづつでいいので、方法1で試した「あいうえお」を意識した話し方で、鏡の自分に向かって口の形を気をつけながら話しかけてみましょう。
方法3:体の緊張をとる
方法2の時もそうでしたが、恥ずかしい・怖いなどと言う心理が働くと体が緊張してしまう傾向があります。これでは口も大きく開かないし、声もちゃんと出てないので小さくなってしまいます。
体がとても緊張しているとせっかく方法1と2で試した練習の効果が無くなってしまいます。
ただ、私もそうですが、緊張するなと言われても場面によってはどうやっても緊張してしまうものです。そんな時のために、アディダスの靴を開発する本からヒントを得て、自分なりに実践してる方法を紹介します。
緊張をとる呼吸法を試してみよう
以前、本で読んで良いなと思って取り込んだ方法が自分に合っていたので、それ以降自分の中では定番の方法になっています。
ステップ1:背筋を伸ばして目線を前に向けます
ステップ2:耳たぶを横や下に引っ張ったり、耳から肩につながる部分をマッサージします(できる環境であれば)
ステップ3:息を思いっきり吸って止めます
ステップ4:肩に力が入っている状態だと思うので、息を止めたまま肩の力を抜きます。そのまま息苦しくなるまで止めます。
緊張している状態では、前傾姿勢になって体全体が丸まっています。その状態では、耳が凝ったり方が凝ったりしている状態です。なので、耳を引っ張ったりするのはとても効果があります。
これらのステップを何回か繰り返すだけで、自然と体の緊張が溶けて声が大きく出る様になります。
一回の流れは大体数分かけてやるので、発表直前とかではなく事前にやっておきましょう。私の場合は、発表する30分前ぐらいから少しずつやっています。
体が緊張している状態というのは、呼吸が浅くなっているので体が酸欠になっています。この呼吸法をする事で体に酸素を呼び戻せて普段の状態に戻る事ができます。
話すときの間を大事に
ですが結局、発表などの場になると緊張してしまうのはしょうがないです。私もそうですので。
そんな時に最後の手段となるのが、話すスピードです。
緊張していると「早く終わらせたい」と思い、ついつい話す速度が速くなってしまいがちです。
間がある事で、息継ぎをする事ができます。はやる気持ちを抑えてゆっくり話す事ができます。特に最初に話す部分については、句読点を入れてゆっくり話し始める練習を事前にしておきましょう。
そうすると発表などをしている間でもだんだん緊張が溶けてきて、後半になるとしっかりとした口調で乗り切る事ができます。
最初の話始めを早口でスタートしてしまうと、その後もずっと話してしまうので始まりはゆっくり丁寧に話すことを心がけてみましょう。
でもやっぱり口を大きく開くだけでも恥ずかしい
実践してみると、速く結果を求めてしまいがちですが、まずは日々の習慣から気を付けてみましょう。口を大きく開く練習も毎日鏡を見ながらすることで、自分でもわからない間に話す時の表情が明るくなっていきます。
本を読みながら録音してみよう
kindle unlimitedで読みたい本を見つけて、スマホで録音して聞いてみましょう。
比較のために、
・普段の話し方
・「あいうえお」を意識した話し方
・口を大きく開く話し方
を録音して比べてみましょう。きっと違いが分かるはずです。
まとめ
この記事でなぜ声が小さくなってしまうのか、また小さな声を改善する方法が伝わったと思います。あとは、継続する力が必要になります。頑張って自分の印象を声から変えていきましょう。