派遣社員から正社員になった体験談と分析。他の派遣社員はどうだった?

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このページでは
・派遣社員から正社員になった体験談です
・他の派遣社員さんたちはどうだったのかもご紹介しています
・上司に前任は正社員にしないでわたしを採用した理由も聞いてみました

イギリスで10年ほど暮らしていたのですが、日本に帰国することにしてからの体験談です。日本での仕事の経験が10年以上なかったわたしでも会社員として現在も継続して働いています。派遣社員で、正社員登用を目指している方や、長年の海外生活中で、日本に帰国する人の参考になればと思って書き残しておきます。

 

派遣で働き始めた経緯

  
 就職活動やりたくなかった。(笑)

 そもそも、わたしのなりたくない職業ナンバーワンは会社員でした。新卒で入社した会社も2週間でやめてフリーターになったくらいです。

 とはいえ、生きていくにはお金稼がないと。日本に帰国して3ヶ月ほどずっと会ってなかった友達と遊ぶ日々を過ごし、いい加減働かないとまずいなと思ったのですが、やっぱり就職活動したくなかったんですよ。たぶん就職活動アレルギーです。

 でも、フリーターで稼げるお金がは少ないし、日本で働いた経験が10年以上前だというハンデも抱えていたわたしは。とりあえず派遣会社登録してみてどんな仕事紹介してもらえるか様子みようと登録

 派遣社員は、初めに派遣会社に登録して、わたしにも出来るであろう仕事の募集が来ると電話で連絡をくれます。海外生活が長かったので、せっかくだから英語使える仕事がしたいと伝えたものの、初めに紹介されたのはアパレルの営業企画部。とりあえず好きなアパレルの本社だったので働き始めました。

 2ヶ月後、部長から呼び出されて派遣ではなく直接雇用を申し入れられましたが、お給料安かったのでお断りしました。自分を安売りしてはいけません。

 そして最後の1ヶ月の間に次の派遣先を探して1社目に顔合わせに行ったのが外資系企業。女性の上司と男性の同僚が一人の小さな部署でした。

 就職活動したくないわたしにとってはありがたく1社目で採用してもらえて、英語も使えるとということで時給もアップ。ラッキーでした

 派遣社員で働くメリットもたくさんありますので正社員になることが全てだと思っているわけではありません。


派遣社員から正社員に


  派遣社員として働き始めてわかったことが、上司が3ヶ月で産休に入るということ! 派遣の営業にそんなの聞いてなかった!って言ったら営業も聞かされてなかった事実。とりあえず上司がいなくなる前に3ヶ月で全部仕事覚えとかないといけませんでした。

 その後、無事に上司も産休から戻り話をしたところ、このまま正社員になってほしいと思っていると伝えられました。どうやら産休中もわたしの働きぶりを他の社員やら上司の産休中にわたしの対応をしてくださっていた多部署の上司からの報告などで、このまま働いてほしいと思ったとのこと。

 わたしとしては、派遣社員なのに、上司産休でその仕事もカバーして冗談じゃないわー上司戻ったら辞めようと思っていたんですが、提示されたお給料が思いの外よかったのでそのまま正社員になることに

 上司も帰ってきたから仕事も減るし、お給料も上がったし、楽できると思ったのもつかの間

 正社員になって6ヶ月が経った頃また上司に呼び出されて、こう告げられました。

 「ごめんまた妊娠したから、また産休入るね」

 展開早くてびっくりでしたが、まあ一度産休カバーしてるし、給料あげてくれたからしょうがないか。と働き続けました。

 この時の上司の代わりにわたしの管理をすることになったのが部長でした。上司の産休中全く部長に迷惑かけずに業務こなしていたことを評価していただいて、またお給料あげてもらえることに。

 大変ではあったけど結構ついてたなと今となっては思います。

なぜ正社員になれたか分析

  上司が楽できるから。

 今までも、アルバイトでも、派遣社員でも、正社員にならないかとお声をかけていただいたこと多々。なぜ、上司はわたしを正社員としてずっと働いて欲しいと思うのか。それは上司自身が楽できるからだと思っています。

  上司も、正社員の採用ともなれば面接もしなくてはいけないし、手続きもあるし、お金もかかる。そこまでして採用した人材がいい人かも、仕事できる人かもわからない。

  そこで、アルバイトだろうが、派遣社員だろうか、上司の立場からみたらそのまま正社員になってもらったら自分が楽できる人がそこにいるならばずっと働いて欲しいと思いますよね?

  雇用形態は何であれ、その人の人となり仕事ぶりを知っていたらその人がそのまま働いてくれた方が、新たに正社員の募集をかけて面接するより簡単ですよ。そして、アルバイトや派遣社員だとすぐにいなくなってしまうかもしれないと上司も不安になるより、正社員にしてしまった方が、そんな簡単に辞められてしまうこともない。(最近は正社員も簡単に辞めていきますけど)

 正社員になりたい職場があったら、上司の仕事を楽にしてあげよう!それがわたしの答えです。

正社員になれた人、派遣契約満了になった人

ここからはわたしの周りの派遣社員として働いていた人をご紹介します。

1年半の産休カバーから正社員雇用されたHさん

  Hさんは多部署の女性が産休に入るため1年半の産休カバーで入社されました。

 産休まで1ヶ月引き継ぎが行われる予定でしたが、産休に入る予定よりも2週間も早く緊急入院されて引き継ぎままならないまま勤務開始。多部署ではありますが、毎日関わりのあるポジションだったので、わたしもできる限りサポートしました。

 Hさんはコミュニケーション能力が素晴らしく、分からないことはなんでも聞いて回ってすぐに前任よりも上手く仕事をこなすように。みんなに頼られる存在に。

 1年半後前任が産休から戻る時に上司に呼ばれてこう言われました。

 「Hさんにはこのままこの会社で働いて欲しい。別のポジションを用意するから正社員にならないか」と。

 Hさんの上司も急に入院してしまった前任のカバーをそつなくこなしたHさんのおかげで助かったのです。そして、空いたポジションを埋めるために採用する必要があったのですが、仕事をきちんとこなしてくれるHさんをこのまま採用したいと思ったのでしょう。その方が楽で、仕事に問題ないのも確実ですもんね。

同じ時期に派遣社員から他社で正社員採用されたTさん


  わたしと同じ時期に派遣社員として他社で働き始めたTさん。Tさんの前任は正社員だったそうですが、とても扱いに困る方だったと課長から聞いたそうです。

 多部署の方からも問題の多い人だったとなんども聞いていました。その後任として入ったTさん。前任の仕事ぶりがひどかったのもあって上司からいつもありがたがれたそうです。

 上司もいつも前任の起こした問題や、前任からの苦情に頭を悩ませていたそう。そこに派遣されたTさんは普通に仕事をこなしていただけでみんなからありがたがられる存在に

 みんな前任と比べてしまいますよね? 多部署からもありがたがられたTさんは上司にとってもありがたい存在でそのまま正社員雇用されることに。

 このパターンも上司の仕事が楽になったパターンだと思います。

同僚には必要とされていたけど、上司の期待には答えられなかったKさん

  
  部内の同僚にお願いされた仕事など笑顔で対応されていたKさん。産休カバーで派遣社員として入社されたのですが、産休で戻ってきた前任は戻ってすぐ部署異動に。同僚は皆このままKさんが正社員になるだろうと思っていたんですが、なんと上司は正社員募集を始めたのです。

 Kさんの上司曰く、みんなの仕事はこなしてくれているけど、私のお願いしている仕事は期待値以下だったからとのこと。

 そうして新しい方が入社されてKさんは契約満了になり他社へ移られました。

 このパターンは上司の仕事が楽にならなったパターンですね。

前任Yさんは派遣契約満了でも私は正社員雇用なぜ?


  前任のYさんは派遣法で同じ会社に3年しか働けないという時期に派遣されていました。3年勤務したら正社員になれると思って頑張っていたそうですが、正社員採用されることなく派遣契約満了で終了に。

  ご本人は3年間とても頑張ったのになんで正社員になれないんですかと言って泣いていたそうです。

  そんな状況だったので、なぜわたしは正社員になれて、Yさんは正社員になれなかったのか上司に聞いてみました。

 上司の回答は「派遣社員さんとしては、お願いした仕事もこなしてくれていていたけど、自ら仕事を探したり、お願いした以上の仕事をしてくれることはなかったから」でした。

  上司は毎日何をしてもらいたいか指示を出して、指示した仕事をきちんとできてるか確認していたそうです。

 仕事を完全にお任せできないのであれば、上司の仕事は楽にはならないですよね。そこが正社員になれなかった理由だと思います。

  その点、わたしはほったらかしでも、やらなきゃいけない仕事は終わっていて、頼もうと思ってた仕事も頼む前に終わってるから正社員にしたみたいです。

まとめ

  派遣社員から正社員雇用してもらうのは難しいとか言いますが、上司も人間です。自分が楽できるなら派遣社員さんを正社員にする手間ぐらい頑張るのです。わたしも今の会社に派遣される際に派遣の営業から、ここは大手なので正社員になれることはないと思いますが大丈夫ですか?と聞かれていましたが、1年ちょっとで正社員になりました。

  派遣社員から正社員になれるかどうかはその人がその上司にとって必要かどうかで決まると思います。本当に必要な人ならば、今まで事例がなくても正社員雇用に切り替えた例もありました。正社員雇用雇用を目指すのであれば、上司の役に立つことが一番の近道だと思います。

  今の上司に採用されることがなくても、多部署が正社員を募集しているところに推薦してくださるなんてこともありましたよ。

  以上がわたしの体験談でした。何か少しでも参考になれば嬉しいです。


最後までご覧いただきありがとうございました:)

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