どんな仕事内容でもやりがいを感じて取り組むために自分がしていることは「自主的に動く」

 やりがいって自分で作れる物だと思っています。やりがいのある仕事がしたい。今の仕事はやりがいがない。などと悩んでいる方もいるかも知れません。わたしは今まで複数の業種で勤務してきましたが、どんな仕事内容でも自らやりがいを見つけられるのでどの仕事もそれなりに楽しんできました。わたしなりの仕事のやりがいの作り方。仕事の楽しみ方を参考までにご紹介します。

やりがいとは?

実は、やりがいのある仕事とはどんな物なのかは1976年にアメリカで発表された論文で心理学的に解明されています。
出典:Motivation through the Design of Work: Test of a Theory  
https://web.mit.edu/curhan/www/docs/Articles/15341_Readings/Group_Performance/Hackman_et_al_1976_Motivation_thru_the_design_of_work.pdf

簡単に要約すると

やりがいのある仕事
1. Skill Variety – いろいろなスキルが必要
2. Task Identity – 主体性を持って仕事ができる
3. Task Significance – 仕事の重要性
4. Autonomy – 自主性
5. Feedback – フィードバックがもらえる

1から3から最低でも一つ、それと4と5が揃うと仕事の満足度が高まりやりがいを感じると論じています。

やりがいを感じていない場合、自主性を持って仕事に取り組んでいますか?そこが欠けているとどんな仕事でもやりがいある仕事だと感じることができないかも知れませんね。

自分で今の仕事にやりがいを作るにはどうしているか

1. Skill Variety – いろいろなスキルが必要

自分が持っているスキルを使って考えれば、他の人とは違うアイディアや方法などが思い浮かぶかも知れません。言われた通りに仕事をこなすだけではなく、同じ結果を得るために時間を短縮する為に何ができるか。もっと良い結果を得るために何かできることはないか考えることで自分のスキルを最大活用して仕事ができるように自分から動くようにしています。

2. Task Identity – 主体性を持って仕事ができる

自分に与えられた仕事に責任感を持って取り組み、何か意見があれば上司に伝える。与えられた仕事でも、なぜこの仕事をするのか、この仕事をする意味を納得できるようにしている。

3. Task Significance – 仕事の重要性

与えられた自分のタスクが前工程、後工程にどんな影響を与えているかを知ること。わからなければ聞いてみる。自分の仕事にミスがあれば会社にどんな悪影響が出るのかも知っていると仕事の重要性が解ります。どんな仕事でも、やる必要があるから自分が雇われているはずです。

4. Autonomy – 主体性

どんな仕事でも責任感を持ってベストな結果を残せるよう考え、実行している。

5. Feedback – フィードバックがもらえる

お客様からの「ありがとう」も、上司へ仕事の報告をした際にかけられた言葉、同僚からのコメント。全てがフィードバックです。




同僚から学んだ仕事を一生懸命する姿勢

 仕事を始めた頃はお金さえもらえればいいかなんて気持ちで仕事に行っていた時期もありました。

 ある職場で出会ったAさんはそれまでに出会ったことのない仕事への取り組み方をする方でした。その職場は大型店舗のショップ店員として勤務していましたが、Aさんは言われた通りに品物を並べるわけではなく、どうしたらこの商品を購入してもらえるか、売れ残っている商品をどうしたらお客様は購入するのか考えては陳列を変えて試行錯誤。その時の雇用形態はわたしもAさんもアルバイト。アルバイトでもこんなにお店やお客様のことを考えて仕事をしている姿にびっくりしたのを覚えています。

 当初はたかがアルバイト。と思っていましたが、Aさんは毎日仕事に真剣に取り組んでいて、売りたい商品が売れたり、陳列方法を褒められたりすればとても嬉しそうにしていました。毎日とても生き生きしていて、仕事を楽しんでいました。当時の時給は950円。同じ950円で働いていてもこんなに違う物なのかとAさんから色々なことを学ばせて頂きました。

 Aさんと一緒に働く機会がなければ、今も仕事なんてお金の為としか思えずに嫌々仕事をしていたかも知れません。

 与えられた仕事を嫌々するか、自主的に考え行動し仕事を面白くするかは自分次第なんだととても大切なことを教えてもらえたとAさんとの出会いに感謝しています。

内容に納得して仕事をしているか

 上司から指示があった仕事内容に納得して仕事をしているか。ここが重要だと思います。なぜこの仕事をする必要があるのか、その理由に納得できていなければ、やらされている感を拭えないからです。

 上司はお客様だと思って、お客様の要望に答えるのが自分の仕事だと思えば、上司が喜ぶ結果をどうしたら最短で出せるのかを考えて仕事をする。上司が喜べば、もっと大きな仕事を任せてもらえるかも知れないし、お給料を上げてくれることだってある。

 上司もただの人間で仕事について全てが正しいわけではないし、部下の方が仕事ができるなんてこともザラにあることですが、指示された仕事の内容を自分が納得してできるようになぜこの仕事をする必要なのか、その仕事が終わったあとはどんな事に影響するのかを把握して納得した上で仕事に着手すれば「これは自分がやるべき仕事なんだ」と思って真剣に取り組めるようになるのです。

まとめ

 会社も上司も仕事内容も、転職すれば変えることができますが、他の会社に移っても自分が変わっていなければ、結局同じ事。自分が変われば今の状況も良い方向へ変えることも可能です。やりがいある仕事がしたいなら、まずは目の前にある仕事内容を把握して、納得した上で精一杯取り組んでみましょう。

 真剣に取り組めば仕事が面白くなるし、結果が出せるようになれば、自然ともっとやりがいのある仕事を任せてもらえるようになる。自らやりがいのある仕事を作っていけるようになります。

 何か1つだけでも真剣に取り組める業務を見つけてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました:)

派遣社員から正社員になった体験談と分析。他の派遣社員はどうだった?
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