ゴミの捨て方ひとつで、清掃員の方が救われるはなし

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 ゴミ捨てって意外と面倒ですよね。

 以前のわたしはあんまり気にせずにゴミ捨てをしていましたが、「ごみ収集という仕事―清掃車に乗って考えた地方自治」という本を読んで清掃員の方がどれだけ苦労しているのかがわかりました。

 それ以降、清掃員の方が少しでも楽になるように気をつけていることを書いてみたいと思います。

 皆さんのほんの少しの気遣いが清掃員の方の助けになります。

この記事で得られること

・清掃員の方が実際体験していること
・ゴミ捨てで気をつけ始めた3つのこと

ゴミの捨て方ひとつで、清掃員の方が救われるはなし

 冒頭に紹介した「ごみ収集という仕事」ですが、大学の藤井誠一郎という方が実際9ヶ月に渡ってごみ収集現場で実際に体験した記録が書いてあります。

 本を読むとわかりますが、少なくとも自分自身は知らないことばかりで、もっと自分自身のマナーを向上しないといけないなと感じさせられました。

 天候や寒さ・暑さ、実際ゴミを収集するときに困ることなどをはじめ、将来のごみ収集の仕組み、地方自治体のあり方についても語られています。

 この本を読んだ後は、「清掃に関わる方」への敬意しか湧かないです。

燃えるゴミの捨て方で気をつけ始めたこと

濡れた状態のゴミをなるべく減らす

 まずは燃えるゴミ。燃えないものも入れちゃってませんか?

 排水溝のゴミはいつ取るべきか。以前のわたしは料理や洗い物が終わった後、ビッチョビチョの状態のゴミを袋に詰めて次の日にゴミ捨てしてました。(排水溝のゴミはあんまり触りたくないタイプのゴミですよね)

 でも考えたら、そもそも燃えるゴミなのになんで水分たっぷりのゴミを出してるんだろうと。(燃えないじゃん)

 しかも重い。ので、腰に負担がかかる。

 燃えるゴミは収集車に入れた時に回転扉みたいなので圧縮して詰め込んでるのは見たことがある人が多いと思います。
でも水分たっぷりのゴミを圧縮したらどうなるか?破裂して中のゴミが飛び散ります。
実は飛び散ったゴミもごみ収集の方が片付けてくれているそうです。。結構大変だしごみ収集の時間もロスしますよね。

 それにプレスされたときに破裂すると、ゴミやゴミ汁を浴びることも多々あるそうです。

 なので、最近では夜使った後はびちょびちょで燃える状態ではないので、なるべく次の日の朝にちょっとでも乾いてる状態のゴミを取るということを心がけています。

ひとつの袋に入れるゴミの量を調整する

 街中で清掃員の方がゴミを収集車(プレス車)に入れるのを見たことがある方は多いと思います。

 実際の作業を見ていると、ゴミ袋を一度に何個も掴んで入れていますね。

 でも想像してみると、何時間も続けて掴んでプレス車に入れて・・・というのを繰り返していると、当然体力がどんどん奪われていきます。夏場の炎天下などではさらに大変です。そして腰やいろんな所が痛くなっていきます。

 一つのゴミ袋の重量が重いと相当な負担をかけてしまうので、無理にゴミをパンパンに詰め込まずになるべく分散するようにしました。

 ですが、分散するとゴミ袋の量が増えてしまうので、袋を掴んでプレス車に入れるという作業回数が多くなってしまいます。

 結局どちらがいいのか分かりませんが、今はなるべく分散する形でゴミ捨てを行っています。

ライターやスプレー缶のゴミは決まった日に

 意外とゴミの分別って面倒ですよね。

 特にガスが入ってるものではスプレーやライターなど色々あります。
ゴミが出る頻度が少ないのでそのまま燃えるゴミとして出してしまう時がありますよね。

 でもそれって実はごみ収集した方があとで分別してるというのをご存知でしたか?(わたしはそのまま焼却されてるのかと思ってました。どうせ爆発しても火の中だし・・と思い。)
清掃車や不燃ゴミを積み替える中継地点などで火災が発生してしまう恐れもがあるそうで、集めたゴミからライターやスプレー缶を抜き出す作業を手作業でしているそうです。

 個人単位ではスプレー缶などのゴミは頻度が少ない種類のゴミですが、それが少しずつでも集まると最終的には大量になります。
それらが集まった時、仮に一つが爆発してしまうと他のライターやスプレー缶に引火して爆発してしまうと確かに危険ですね。

 なので、ゴミを集めた後に分別するのはとても重要な作業ですが、分別する・・・と想像するだけでもとても大変な作業になるのは目に見えますね。

 最悪の場合、収集車の中で爆発してしまう事もありそうですね。ごみ収集の方はそういった危険なリスクも抱えてるという事を始めて知りました。

 なので、例え小さなガス(100円ライターなど)でもちゃんと中のガスを出し切って、分別して出すことが重要だなと感じて、最近では面倒くさがらずに分別しています。

とがったゴミを捨てるとき

 例えば焼き鳥の串。

 ゴミ袋を縛った後に隙間から最後にスッと袋に忍ばせて捨てたりしますよね?

 でもこれって、ゴミ収集の方がケガしたりする事もあるんですって。
確かによく考えたら、すごい勢いでゴミを掴んで収集車に投げ入れてっていうのを繰り返してるのをみると、ゴミを持つ位置なんてそんなに気にしてる暇ないですもんね。。

 しかもとがっているってことは、ゴミ袋が破れやすい。ということは、中のごみがこぼれちゃいますね。
この場合もこぼれたら清掃員の方が片付けるそうです。(なるべく破れなくする工夫が必要ということ)

 なので、最近では焼き鳥の串などは細かく折って出来れば紙とかで包んで捨てるようにしてます。

 他にも何かを買った時の小さい箱など、角があるもの。そういったものもなるべく角がなくなるような、角が袋に接触しないような捨て方がいいのかと思いました。

ゴミ袋の結び方を工夫する

 ゴミが散乱してしまうと大変なのは先ほど書いた通りです。

 なので、破れない工夫も重要ですが、最後にゴミ袋をきちんと結ぶという事もこぼれない工夫として大切です。

 スーパーなどで買い物した袋を使うと、手で持つ部分2箇所を使って結んでゴミを出す事もあるかと思います。

 ただ、この結び方だと、隙間ができてしまう事もありますね。(ゴミの量にもよりますが。。)

 なので、隙間ができないような結び方が大切かと。あと、不安ならテープでしっかり止めて出すことも本では推奨されていたので、今後も気を付けていきたいと思います。

まとめ

 今回は、本を読んであまりにも知らないことが多かったので、自分がゴミを捨てる時に気をつけ始めたことを書いてみました。

 他にも気をつけている事がありますが、今回は長くなったので別の記事にしたいと思います。

 最後まで読んで頂きありがとうございました!

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