新入社員に伝えた最初に学んで欲しいポイント【共通言語を知る】

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新入社員に関わらず、途中からプロジェクトに参加した人にはまずは共通言語を学んで欲しいと伝えています。共通言語とは・・・?

共通言語とは?

 日本人同士で日本語で話す場合には特に困らないですよね。(当たり前ですね・・・笑)

 アメリカの人と話す場合はどうでしょう?相手が日本語を話してくれれば日本語が共通言語になりますが、日本語が話せない場合は自動的に英語が共通言語になってしまいます。

 同じく、イタリアの人と話す場合を考えてみると、日本人がイタリア語を話せればいいですが、なかなか日本人でイタリア語を話せる人は少ないです。となると、なんとか英語を共通言語にして頑張ろうとします。イタリア人も相手がイタリア語を話せないとなると英語でコミュニケーションを取ろうとします。

  わたしがアメリカへ初めて仕事で行った時はTOEIC 250点という驚愕の点数でした。(えんぴつ転がして回答する方が良い点が取れる・・・との噂)

 その時は当然英語が話せないので、紙とペンを持って絵を描いて説明していました。この時の共通言語は「絵」でした。それから徐々に数ヶ月が経って英語の単語を覚えて並べて話せるぐらいになると、仕事が最初の頃より早くなっていきました。

 それらの経験も生かして、表にしてみるとこんな感じでしょうか。

人1人2共通言語
日本人(日本語)日本人(日本語)日本語
日本人(日本語)アメリカ人(日本語)日本語
日本人(日本語 & 英語)アメリカ人(英語)英語
日本人(日本語)アメリカ人(英語)絵やジェスチャー

 では、専門的な会話をする時の共通言語は何でしょうか?答えはジャンルに応じて異なる言語になります。

 電気関係の仕事であれば、抵抗を表すオーム、圧着端子、突入電流などなど普段使わない言葉がいっぱい出てきます。

 IT関係であれば、クラウド、ファイアーウォール、プロトコルなどの用語があったり、ソフトウェアでは、プログラムを書く言語としてPythonやC++、swiftなどあったり、ソフトの構造を表すオブジェクト指向など。

 建築関係であれば、間口、継手、目板、2点透視図法などジャンルによって使われる言葉が全く異なります。

共通言語を使う目的は効率化

話す言語について

 わたしがアメリカへ初めて仕事で行った時はTOEIC 250点・・・という点に先程触れましたが、その時のように日本語しか話せないわたしがアメリカの人とコミュニケーションを取るには絵を描いたりジェスチャーで伝えたりと、状況を説明しようとするだけで多くの時間を費やしていました。

 それが数ヶ月後に、なんとか単語を並べて説明するだけでも、大幅な時間の節約ができる様になりました。

専門的な言語について

 そして、それは専門的な分野においても同じことが言えます。

 電気の世界で「抵抗」といえば一言で言えば伝わりますが、その言葉の意味を知らない場合は、電圧や電流の話から始める必要があります。そしてさらに「電圧や電流」という言葉を知らない場合は・・・と言った具合に、その人が持っている知識や言葉のボキャブラリーによって、コミュニケーションにおける時間が増減します。 

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まとめ

 すでにプロジェクト内で動いている人たちは共通言語を持っているのでコミュニケーションにそこまで困らないですが、新入社員や途中参加の方達は、まず共通言語を学ぶことをオススメしています。そもそも会話が出来ないですからね。

 そして会話ができる様になって、指示された事をちゃんとこなせる様になれば徐々に任せられる仕事の量が多くなっていきます。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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