あなたの常識は他人の非常識かも。自分の常識はアップデートが必要

[greeting-nonoayu ]

このページでは自分の常識が必ずしも相手と同じではないという事とアップデートの必要性についてまとめてあります。


 職場でよくそれって常識じゃないの?って言葉を聞くのですが、どうも違和感があります。その人が常識だと思っていることは社会に出てみると非常識だったなんてことがよくあるのです。

 わたしの上司も誰かがミスをすると「それって常識じゃないの?」と言っています。先日も誰かが上司の席に何か書類にサインを求めてやってきて、書類を見せて用件を伝えていました。その場では内容を聞いてサインしていましたが、サインを貰った社員が立ち去った後に「あの人だれ?何で名前名乗らないんだろう。常識じゃないの?」と言っていました。

 確かに面識が無い人に初めて何かをお願いする際にはどこの誰か名乗ってから話を始めるのが「常識」なのだと思いますが、その方の「常識」ではなかったのでしょう。もしくはその書類についてメールでやり取りした後にサインを貰いに来ていた様なので挨拶は必要ではないという認識だったのでしょうか。ある意味「価値観」の違いでもあると思うのですが。

 アインシュタインは常識のことを「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクション」だと表現しています。

常識とは

じょう‐しき常識ジヤウ‥ (common sense)普通、一般人が持ち、また、持っているべき知識。専門的知識でない一般的知識とともに、理解力・判断力・思慮分別などを含む。

広辞苑


 これは広辞苑で「常識」の意味を調べた結果ですが、ここに価値観は入っていない様ですね。

 

上司の「常識」と新入社員の「常識」は違う

 
 新入社員が上司に電話をかけてきて第一声が「何時頃着きますか」と言ったそうです。

 確かにその新入社員のいる場所に行く予定で向かっている途中でしたが、「電話を掛けたらまずは名乗って挨拶するのが常識。Lineじゃないんだよ。」と怒られていました。

 友達同士ではそれで問題なかったのでしょうが、会社で働いている以上電話を掛けたら名前を名乗って挨拶して、さらに今お時間よろしいでしょうか?など相手を気遣った言葉を述べた後に用件を伝えるのが「社会の常識」なのです。

 この場合も「社会の常識」として上司の「価値観」を「常識」と言う言葉で押し付けているか、「常識」とか「当たり前」と言う言葉でごまかしているに過ぎないと思うのです。この「社会の常識」は18歳までに経験していないので身に付いていないのはしょうがないことですが、社会人になる前に自分で「社会の常識」を勉強しておけば怒られる回数も減らせるでしょう。

 人の上に立つポジションにいる人が、考えをきちんと相手にわかる様に説明するほど理解していないか、語彙力が足らずに「常識」という言葉に甘えているだけ。「常識」で片付けるのではなく、社会人としての「共通認識」として説明できなくては人の上に立つ人間としては失格だと感じます。

もしかしたら、今の新入社員世代が上司になる頃には電話の挨拶は「不要」ということになっているかも知れないですよね?常識は常に変化するものでもあります。

社会ではみんなと同じ事をするのが「常識」


 例えば、お客様と喫茶店で待ち合わせて打ち合わせをする上司に同行して飲み物を注文する。皆さんコーヒを注文している中、自分だけクリームソーダを頼んだら後で上司に怒られるでしょう。

 それはそこにクリームソーダを飲みに来ているわけではなく、打ち合わせをしに来ているからです。そしてビジネスの場にクリームソーダは「常識がない」と怒られることになるのです。その場に相応しくない。または、不適切という理由です。

 ビジネスの場ではコーヒーを頼むのが「常識」だという上司の「価値観」ですが、お客様もきっとそう思っていると思うのでこれはビジネスの場での「常識」なのです。

 別にクリームソーダ飲んだって仕事できるじゃないか!って思う人もいるかも知れません。わたしも正直みんな好きなものを頼めば良いのにと思いますが、他の人の「常識」に沿わないと不快な思いをさせてしまう可能性があるのでビジネスの場での「常識」に合わせています。クリームソーダは自分が好きな時にのんびり飲めば良いのですから。

どうしてもクリームソーダが飲みたかったら、その場全員がクリームソーダが飲みたくなる様な話でもしてみれば「じゃあみんなでクリームソーダ注文してみようか」なんてことになるかも知れません。みんな同じことすれば問題にならない不思議。

[affi id=5]

会社の変な常識


 以前勤務していた会社では、始業時間が9時なのに8時50分から社員全員でオフィスの掃除を10分間する。というのが常識の会社がありました。出勤初日にその話を聞いてびっくりしましたが、オフィスに入ってみると皆さん揃って10分間掃除していました。もちろん始業時間は9時なので無償で掃除をしていました。総勢100名の社員が何の疑問も持たずに。

 その後30分全員立ったまま朝礼があるのですが、なんと妊婦の社員も30分立たされていました。でもそれがその会社の常識。一般常識で考えたらオフィスの清掃は業者に頼んでいて、妊婦を30分も立たせたままなんてマタニティーハラスメントだと思いびっくりでした。

 この様な事もあるので、自分の常識と他人の常識が全く違うことはよくあるのです。

まとめ

 先日友人が出会い系アプリで出会った男性と初めてあった日に意気投合して手を繋いだって話を他の友達にしたら「信じられない!初めてあった日に手を繋ぐなんて軽すぎる!」って言われたそうです。(笑)

 出会ってどのくらいの日が経った頃に手を繋ぐのが常識なのか。それは人それぞれ違うもので、出逢った二人がお互いに手を繋ぎたいと思えたならそれで良いと思うんですけどね。

 出逢ってどのくらいしてから手を繋ぐのかは「常識」ではなくその人の「価値観」なので自分の常識と思っていることと違う事をしている人を責める様な言動は控えなくてはいけないと思います。

日常的でも自分の常識が通じないことってよくあります。自分の常識に囚われずに柔軟な考え方を持っている必要がありますね。

[affi id=5]

最後までご覧いただきありがとうございました:)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です