【SDGs初級編2】SDGsをもう少し詳しく理解したい!

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 前回はSDGsの概要をさらっと眺めていきました。

 今回は、SDGsのことをもう少し違う観点で見てみるのと、具体的に日本の達成状況を見ていきたいと思います。

 この記事で少しでもSDGs理解の助けになれば嬉しいです。

この記事のポイント!

・MDGsで達成できたこと、達成できてないことが分かる
・SDGsを違う観点で見て自分自身で貢献できることが分かる
・日本の達成できていないところが分かる

【SDGs初級編2】SDGsをもう少し詳しく理解したい!

 まずはMDGsとSDGsの違いを簡単におさらいしましょう。

MDGsとSDGsの違い

MDGs (ミレニアム開発目標)

  • 活動期間:2001年から2015年まで
  • 8つの目標と21のターゲット
  • 途上国が主に活動

SDGs (持続可能な開発目標)

  • 活動期間:2016年から2030年まで
  • 17の目標と169のターゲット
  • 全ての国の目標
ののあゆ
ののあゆ

SDGsになっていきなりターゲットが169個?
いきなり増えすぎじゃない?

ひろわく
ひろわく

そう。
途上国がメインだったのが、SDGsになって全ての国の目標になったから一気に増えた感じはするね。
ただ、関連する国が増えたってことは、関連するテーマも増えることになるから、ターゲットも自動的に増えちゃうんだね。

 MDGsでは貧困・飢餓・病気などの分野では一定の成果を達成しましたが、教育・衛生などやり残したことがあったと前回の記事では紹介しました。

MDGsの成果を見てみよう

成果を挙げたもの

 ここでは達成したものの一部を抜粋しています。(wikipediaより抜粋)

  • ・1日1.25ドル未満で暮らす人々の割合は世界全体で36% -> 12%に減った
    ・開発途上地域の順就学率が83% -> 91%に向上
    ・174カ国のほぼ90%の女性が政治に参加する基盤を得た
    ・世界全体の子供の死亡数は600万人減少
    ・HIVの新たな感染は約40%減少
    ・オゾン層破壊物質は98%が除去
    ・安全な飲料水へアクセスできない人の割合は24% -> 9%に減少
    ・先進国の開発援助は810億ドルから1352億ドルへ増加

 など、一部をピックアップしただけでも色々ありますね。個人的にはオゾン層破壊物質を98%除去されたというのは驚きでした。色々な国が一丸となれば、難しい問題も達成出来るんですね!

 ただ、一方でやり残したことや、継続して改善していくものもあるので、そういった項目がSDGsへの活動につながっています。

SDGsを違う角度から見てみる【5つのP】

 SDGsは非常に幅が広いので、5つのPでみてみましょう。

1. People 【人間】

 人間が生きていくために、必要なものは何なのか?を考えるカテゴリになります。
まず衣食住に関しては、貧しさを解消する必要がありますし、栄養不足を解消する必要もあります。そして教育。最低限の教育すら受けられない人々がいるのが現状。さまざまな差別や偏見を取り除くのも必要だし、生きていくためには水が必要ですね。
 人間に関わる部分だけでもさまざまなことを考えて行く必要がありそうですね。

2. Prosperity 【豊かさ】

 人間として生きていける環境が揃っている場合、豊かさをどうやって上げていくのか?という課題になります。経済も発展する必要がありますし、不平等もなくす必要がある。人が生きて豊かに暮らすためにはどういったまちづくりを行うのか?というカテゴリになります。

3. Planet 【地球】

 ただし、経済成長を最優先というわけにもいきません。自然の資源あってこその経済成長、豊かさなので、自然との共存ということを考える必要があります。

4. Peace 【平和】

 そして平和。日本は比較的平和ですが、世界には戦争、暴力、迫害などで苦しむ人がいるのが現状です。私は日本人としてまずは、世界でどのようなことが起きているのか?を知る必要があると思い、最近勉強し始めました。

5. Partnership 【パートナーシップ】

 最後にパートナーシップ。日本人が不得意な部分ですかね。SDGsが重要だ!といっても、世間に知られてないことに対してはみんなが振り向くことは少ないです。ただ、誰かが言い続けないと誰も振り向かないのは事実なので、こういった記事を通じて協力の輪が広がっていくことを夢見ています

個人でSDGsに貢献できることを考えてみた

 このSDGsを勉強してみて、個人でなにができるかを考えてみました。そうすると意外なことに、普段の生活を振り返ってみても自然とSDGs貢献していることが分かったのです。

例1 ものを買う前に「本当に必要かを考える」

 必要なものは買う必要ありますが、以前のわたしは必要もないのに、「安い」とか「ちょっと便利そう」という理由だけでものを買ってしまっていました
 その結果、家の中がもので溢れてぐちゃぐちゃになってしまい、必要なものだけ残して捨てる・・・ということを繰り返していました。

 今では、「ものを買った後のことを想像してみる」をキーワードに買う前に頭の中で買った後の自分を想像するだけで、不必要なものを買わなくなりました。これによって、世の中のゴミを減らせるし、自分自身の部屋もスッキリするようになり、気持ちまでスッキリするようになりました。

つくる責任 つかう責任

ののあゆ
ののあゆ

あ、それ!わたしもやってる!!
これをみてみて!!

例2 

 昔の私は、失敗したことに対してクヨクヨしていました。でも個人のクヨクヨは他の人へ移ってしまうことを体験した後は、いろんな事に対してポジティブに考えるようになりました。

 個人個人がポジティブに考えることはとても重要で、その明るい雰囲気の輪が広がればとてもいい職場になっていきます

働きがいも 経済成長も

 こちらに関しての詳しい部分は、別の記事にしていますので、気になる方は見てみてください。

 こうした活動も、日本ができていない部分に貢献できているか?というのがポイントになると考えています。そのためには、日本の達成状況をみてみる必要があると考えました。

日本の達成状況は?

 日本が現在達成しているゴールは次の3つです。

・SDGs 4 : 質の高い教育をみんなに
・SDGs 9 : 産業と技術革新の基盤をつくろう
・SDGs 16 : 平和と公正をすべての人に

 逆に達成できていないところはどこでしょうしょうか?

・SDGs 5 : ジェンダー平等を実現しよう
・SDGs 13 : 気候変動に具体的な対策を
・SDGs 14 : 海の豊かさを守ろう
・SDGs 15 : 森の豊かさも守ろう
・SDGs 17 : パートナーシップで目標を達成しよう

 先ほど紹介した2つの内容は8と12なので、達成できてもないし、完全な未達でもない中途半端な状態のものです。

 なので、今度は達成できていない14(海の豊かさを守ろう)に着目してみます。

 海は今プラスチックに溢れていて、このままプラスチックゴミが増え続けると2050年には、プラスチックの量が魚の量を上回ってしまうという試算もされています。

 最近になって、海外では普通だったエコバッグという考え方も最近になって日本に浸透してきたのはとても良いことだと思っています。でも、エコバッグだけではプラスチックの量はなかなか減らないです。

 最近ではプラスチックが付いたものをなるべく買わないようにするというのも気をつけています。が、気にしてみてみると、ほとんどの部分にプラスチックが使われていて、正直驚いています。
 こちらにもプラスチックに関する記事が出ていますので気になる方は見てみてください!

 このように、みんなが少し気をつけるだけでも社会全体のプラスチックの量がどんどん減ると思います。

 最後まで記事を見ていただき、ありがとうございました!

 みんなできれいな地球を守っていきましょう♪

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